色々あって7月22日から精神的に死んでいた。

「精神的に死んでいる」状態を一言でいうと、意欲、気力、やる気、目的といったものを失った状態で、長年人間をやっているがこんな状態になったのは初めてだ。不思議なことに、そうした状態でも生活はできる。食事もすれば、TVも見る、会社にすら来てしまうし、仕事もできる(中身は全然違っているのだが、多分他の人にはわからないのかな?)。ただ、ここの日記を書いたりとか、(自分にとって)創造的、生産的な作業ができない。そうした作業は本来は必要ではないけれど、自分ではやりたい作業だから、それができない自分はなんだかひどくつまらない、必要のない存在に思える。

書けない間もたまに自分の日記を開いて、ぼんやりとカウンタの値が増えているのを見ていた。見に来る人のために書こうとは思わない(書けない状態だというのが誰よりもわかっているから)、ずっとこのままなら閉鎖しようかと思っていた。ここの日記に書いていることは自分という人間のごくごく一部だけれど、それは不思議に存在するものの中ではもっとも自分を現していると思う。

今もまだ7月22日より前の自分に戻ったわけではないし、何かが変わったわけでもない。ただ、なんとなくまた歩き始めようか、そんな気分にやっとなれた。