旅の準備

持ってきたデジタルカメラや携帯電話の時間は機内にいるときに現地時間に合わせたが、PCはそのままにしておいた。日本時間がわかって便利だ。今、日本は22:54で、ここは6:52だ。セットした目覚ましが鳴る前に午前6時過ぎに目が覚めた。僕は外出すると眠れなくて午前2時や3時に起きてしまうことが多いのだけれど悪くない。日本からの移動の疲れをはっきりと自覚できる。身体にとっては大変なことだろう。

ほとんど準備らしい準備をしていなかった割にそう困っていないところを見ると成績はそう悪くなかったようだ。昨夜は夕食をとらず日本から持参したインスタントのみそ汁だけ飲んだがそれがとてもおいしかった。部屋にはコーヒーメーカがあって、それでお湯を沸かしたが、コーヒーフィルターを装着せずにスイッチを入れるとお湯がこぼれてしまう。次回の出張では小型の湯沸かし器を用意しよう。PC関係では、クロスケーブルを持ってくるのを忘れたが、出番はなさそうだ。携帯用のLANケーブルと巻き取り型のモジュラーケーブルも持参したが、無線LANなのでこちらも使いそうにない。こうした出張が多いならデジカメは2箇所の時刻を保持できるものが便利だが、まあ僕はそう多く海外に行かないから良いだろう。ポケット型のラジオを持ってきたが、自動選曲タイプでないので、あまり実用的ではなかった。ホテルの部屋の枕元にあるラジオを見るとFMの周波数は88から108となっている。日本よりレンジが高いところにある。カリフォルニアは、日中はほとんど日本の真夏という感じで、同行のM君は坂本一生のような格好をしていてそれがちょうど良かったが、朝晩はすごく冷え込むから上着が必要だ。気温差がとても高い。変なところだ。

ひとつ無駄なものを持ってきてしまったのは、シガー型のPC用の電源アダプタだ。片道9時間(帰路は11時間)にも及ぶ機内の時間を有効に活用したいと思ったのだが、実際に飛行機に乗ってわかったのは、まずエコノミーの座席ではPC自体開くのが難しいし、PCを取り出したりしまったりするにも隣の人の迷惑を気にしなければならない。さらにANAでは少なくともエコノミーでは機内でのPCの電源サポート自体もないことがわかった。6月のOttawaの出張はさらに長時間になるので、今から他の航空会社の状況も確認しておこうと思う。ANA, JALの予約とマイレージのシステムは今回の出張で十分に分析できたので、帰国後簡単に整理しておこうと思う。両社のサービスは互いに相手を意識して競い合っているのか、ほとんど違いがないが、ANAマイレージのみのカードからクレジットカードタイプに変更した際にマイレージ会員番号が変わるのはいただけないと思った。少なくともJALでは変更がなかったと記憶している。かつANAではオンラインで予約を登録した際のマイレージ会員番号はあとで自分で変更することはできなくて、個別に電話をかけなければならない。つまり、利用者の属性として会員番号が存在するというよりは、会員番号は独自に存在していてかつ複数発行されている(使い捨て)という思想のようだ。(実際にそうだとしたら)システムの設計としてあまり好ましくない気がする。

今待ち合わせをしていて、7:30になったら会場に向かうことになっているが、3日間の滞在とは言え毎日片道徒歩30分以上は歩くのが好きな自分でも面倒だ。こんなことなら、事前に少しでも近いホテルをまじめに探しておけば良かった。今回の出張で、事前に調べることが十分可能なことはわかったので教訓としよう。