OLS2008準備開始

今年は3件の提案を行ったところ、「LinuxMACの落ち穂拾い」ということで、直接TOMOYOに関係せず、かつ準備がもっとも大変なものが採用されてしまった。そんなものを提案しなければ良かったわけだが、「採用される」ことを考えすぎてうっかりしていた。(我ながらそそっかしい)

結構真剣に辞退も考えたが、一旦採用されたものを辞退するのは印象も良くないだろうしだいたい無責任だ。ささやかなりとも他の人の参考になるような発表ができれば、TOMOYO的にも悪いことはなかろうと思い覚悟を決めたのが2ヶ月くらい前のこと。今回の発表は基本的には、過去のデータの解析と解説になる。過去のログを読み、理解した上で、解説するから準備が大変になる。

LWN.netやKernel Trap、購読していたLKMLの記事などから、おおまかなあたりをつけていたが、いよいよ本格的に作業をしなければならない。そこでネックとなったのが、過去ログを読む環境だ。ブラウザからであれば参照、検索できるサイトはいくつかあるが、この作業はスレッドで読むのが不可欠になる。

mlをNetNews(nntp)に変換するgmane経由で、Thunderbirdでニュースとして記事を読めないか色々試してみたが、うまくいかない。どうやらactiveファイルを返してくれないのが原因のような気がする。Thunderbirdでは、サーバの提供するニュースグループ一覧から購読するグループを「絞り込み」購読するという手順になっていて、陽にグループを指定するインタフェースがない。ただ、Gnusでもやってみたが、記事が拾えなかったから、それだけではないのかもしれない。

結論としては、gmane経由でmbox形式でメッセージをダウンロードして、それをThunderbirdで取り込むことにした。一度で取得しようとするとタイムアウトするので(6000通のメッセージがある)、分割しなければならないが、それでLSMの過去ログをオフラインで持ち歩けそうだ。