Macに引っ越し

これまで会社ではUbuntuWindows XPを使っていたけれど、iMacを買ってもらうことができたので、少しずつ環境を移行してきた。WindowsInternet Explorerの呪縛からは逃げられないので、VMware fusionの上でWindows XP仮想マシンを作って、Internet ExplorerOutlookの予定表(最近会社で予定表に複数の人の予定を並べるのが流行っている)、それにIP電話の端末ソフトをいれて、必要なときに仮想マシン上のXPから今まで使っていたWindows XP端末にリモートデスクトップするという、変態的なハイブリッド環境ができあがった。

MacWindowsをいったりきたりすると、ControlとCommandキーが入り交じり、よくわからなくなるが、とりあえず生活できるようにはなった。ただ、iMacのキーボードを英語にしたのは失敗だった。日本語の英語の切り替えについて、最初はcaps lockキーでシフトしていたが、どうもVMware Fusionとの相性が悪い、あるいはバグなのか、仮想マシンMacを行ったり来たりしていると、時々モードがおかしくなる。非常にいかつく。

自宅からマイApple Wireless Keyboard(日本語)を持ってきて、試してみたが、仮想マシンの環境で日本語と英語の切り替えをする方法に悩んだ。「かな」キーでオンになってくれれば良いのだけれど、もちろんそうはならない。結局昔懐かしのAltIMEをインストールして、右altキーでトグルするようにして、もとの英語キーボードに戻した。このiMac付属の薄っぺらなキーボードは、最初は非常に変なキーボードだと思ったし、リターンとバックスラッシュがかぶって困ったし、さらにキータッチが軟弱で、長くつきあえないと思ったけれど、どっこいこいつは慣れるとべらぼうに素晴らしい。このキーボードを使ってから、Apple Wireless Keyboardを使ってしみじみそう感じた。iMacのマウスは、石けん箱のあだ名を持つマイティマウス君だが、これもなかなかだ。ただ、ワイアレスにしたのは失敗だった。電池があまり持たない。

VMware Fusionにはunityという機能があって、「なんだろう」と思ったら、Windowsのデスクトップを出さずに、WindowsアプリケーションをMacのデスクトップで使うという変態機能だった。よくこんなすごい機能を実現したものだと感心したけれど、この上なく不気味というか違和感があり、普通のフルスクリーンに戻した。

毎日iMacを使うようになって、Macの画面の美しさとspotlight(検索)機能にはまり、メール環境もMailに移行した。まさか自分がThunderbirdから他のメーラーに乗り換えるとは思わなかった。Mailはあまりカスタマイズするところもないし、Thunderbirdのようなスレッドの表示はできない。スレッドの開き方も他のメールソフトと違って独自だけれど、慣れると使いやすいし、メール本文からiCalに予定を登録できるのはなんだかかわいい。何より画面がきれいで、検索機能の便利さを経験してしまうともう駄目だ。

Linux Foundation Japanの講演のときに初めてMacKeynoteを使ったけれど、それ以来PowerPointも使いたくなくなっている。別にすごいエフェクトを使うとかいうことではなく、PowerPointを起動したときの画面がなんだか嫌になってしまった。