伝説のレポート 追記

7月12日に書いた私の日記のエントリ、「伝説のレポート」にまさにその「伝説のレポート」を書かれた日本電子専門学校電設部塚田さんからコメントをいただきました。最初はそのコメントに対するコメントを書こうとしたのですが、長くなったので独立したエントリとして追加します。

メインライン化記念勉強会と懇親会はそれぞれ110名、130名程度の方々が参加されました。勉強会の会場は日本SGIさんご厚意により無料でご提供いただいたものであり、講演者は2.6.30でマージされた関係者を中心としたコミュニティのメンバーにより構成されていて(当然「講演料」はなし)、周知は有志によるブログ/WikiおよびOSS関係のメーリングリストでのアナウンス、参加登録もまたOSS「宴会くん」(コードは"ThanksFromTomoyo")とリクルートさんの無料受付システム、atndと、すべてが無料でコミュニティ有志により運用されていました。講演については、小江戸LUG吉田さんが自発的に録画を撮影し、<動画をアップロードされたおかげで、参加できなかった方々も講演の記録を見ることができます。全ての講演資料は、スタッフにより集められ、SourceForge.jpプロジェクトWikiで参照できます。イベントの企画からプログラムの調整、講演依頼などは、関係者によるメールの交換で行われ、スタッフが顔を合わせたのはイベントの当日です。会場の案内はスタッフ有志が段ボールで作成した看板を持ち付近に立って誘導しました。

100名を超えるイベント、それも参加者の心に長く残るイベントは、このように無償で、関係者の自発的な協力と連携により実現されました。その事実をあらためてここに記録しておきたいと思います。

塚田さんが書かれたレポートもまた自発的に書かれたもので、その行間には「このイベントを伝えたい」という想いがにじみでています。何度も繰り返し読みながら、「本当にこの勉強会にふさわしいレポート」だと思いました。メールでお礼を伝えた際に、感謝のしるしとしてメッセージを送り、その内容はレポートに追加されていますが、それもまたメディアによる取材記事では考えられないことです。今、私たちは確かにひとつの時代の始まりにいるのだと思います。