虫の知らせ

KeynoteでJLS2009の資料を作りながら、何か音楽が欲しいと思った。選んだのはユーミンの「そしてもう一度夢を見るだろう」。アルバムとしてのまとまりも良いけれど、それ以上にこの作品に対するインタビューに好感を持っている。何ヶ月ぶりかでそのアルバムを再生しながら作業していて、5曲目が流れてきたとき思わず「あっ」と声がもれた。今朝、新聞で訃報を見た加藤和彦さんの声があったからだ。

音楽の世界に明るくない自分でも加藤さんのことはよく知っている。知性、大人の男性、才能、そういった言葉を連想させる方だった。その加藤さんがまさかこんな形で世を去るとは。そして、ちょうどその日に自分が持っているおそらく唯一のアルバムを知らず選んでいたことに不思議を覚えた。抜きん出た才能とセンスを持ち合わせた加藤氏のご冥福をお祈りしたい。