今日はほぼ一日、神奈川県立三ツ池公園にいた。

三ツ池公園は特に新しい遊具や施設があるわけではなくて、自然の景観を大切にした公園だが、とても広くて気持ちが良い公園だ。公園全体をFMラジオを聞きながら散策したのだけれども、子供たちが群がっているところがあり、何があるのかと見てみたら、浅いところにおたまじゃくしが泳いでいる(時期的におたまじゃくしとカエルの中間的状態だが)。

おたまじゃくしがいるということは、勿論カエルがいるということで、それは特別驚くべきことではないかもしれないけれども、魚に食べられたりして自然に淘汰される以外に子供たちによる持ち帰り(皆ペットボトルを真っ黒にするほど捕まえている)があって、これだけのおたまじゃくしが残っているという事に驚いた。おたまじゃくしは、手と足が出てしっぽが短くなるまでは比較的簡単に成長するけれど、そこから一人前の?カエルにするには難しい(少なくとも僕は育てられたことはない)。本当はあまり持ち帰らないで欲しい気がしたけれど、無邪気で遊んでいる子供たちの表情を見ていると、それはそれで良いのかもしれない。

僕は小学生の頃は札幌に住んでいた。そのころは、田んぼも近くにあって、おたまじゃくし、ゲンゴロウ、アメンボ、クワガタムシなんて全然珍しくはなかった。また、おそらく今は残っていないだろうけれども、リンゴ畑があって今でもその様子を覚えている。春には、学校へ行く道の途中一面がタンポポが咲き誇ったもので、桜の記憶はないけれど、タンポポの黄色は深く記憶に残っている。近所になかったとしても桜を見ていないことはないだろうから、僕がこんなにも桜に惹かれるようになったのは多分就職してからなんだろうな。