最後のMac OS

今日近所の生協で時計の電池交換を待っている間、2階にあるハードオフを眺めていたら2台のiBookと2台のG3と、名前は忘れたけれど巨大な白いお椀を伏せたようなMacがあった。その何台かは以前も同じ店で見かけたことがあるものだけれども、眺めているうちにどうしてもMac OS9を使いたくなってきた。

Mac OS Xの登場により、それまで進化し続けてきた従来のMac OSは9.2.2が最終バージョンとなり、また新規で購入するMac PCではMac OS9やそれ以前のOSを走らせることができなくなってしまった。僕は大昔Macの前身のLisaを触ったことがあるし、FDで起動できた初代からMacのことを知っているけれども、自分で実際に使ったことはない。以前ある人から聞いた、「OS XMacは本当のMacでない」という言葉、Macのフォント、そして「お正月のMacのあいさつ」を確かめてみようにも、それを実現するのは次第に難しくなりつつある。家に帰ってから、ネットでオークションを中心に調べ始めた。

探しながらおかしなものだと思った。Macとの出会いはずっとあったのに、結局僕はずっとMacとすれ違っていた。それがある人との出会いがきっかけとなり、「本当のMac」が既に終わってしまってから、それを探している。