朝、東京駅に向かう東海道線の中で、ポケットに入れていた携帯電話がぶるっと震えて、思いがけない人からのメッセージが届いていた(僕は携帯メールが着信したら1秒間だけバイブするように設定している)。東京駅八重洲口の交差点を渡りながら短い返事を送信したが、一日を振り返るとここから調子が狂っていたようだ。

今日は月曜日なので午前中は定例の進捗打ち合わせ、午後5時から銀座ラフィナート(旧京橋会館)でキックオフがあるので午後1時から4時くらいまでしか作業ができなかった。午後7時に終わると、キックオフや懇親会後のいつものブルーな気分でラフィナートを出て、歩いて銀座のアップルショップに向かった。ここを訪れたのは3度目だろうか。店内は明るくておしゃれだけれども、なんとなく落ち着かなくて、そのまま銀座を一人歩いて東京駅方向に向かい八重洲ブックセンターに入った。Macの本でも探そうかと思ったのだけれども、既にMac OS9の本は絶滅していて、どの本もMac OS X対応だ。

思い出してしまった自分の心の中の欠けた隙間を感じながら静かに電車を待った。明日届くことになっているPower Book G3はこの隙間を少しでも埋めてくれるのだろうか。

愛知情報学ワークショップの論文を書き始めた。