リートフェルト (G Thomas Rietveld)

今日の「世界遺産」は、「リートフェルト設計のシュレーダー邸」。赤、黄、青の三原色と白、黒に彩られ、直線で区切られた空間はまさにモンドリアンの画そのものだ。1920年代、この家が建てられた頃には、施主であるシュレーダー夫人は3人の子を持つ未亡人で、結婚して子供もいたリートフェルトは、婦人と特別な関係になり自分の家にも帰らなかったとナレーションが伝える。番組は、「建築とは空間を産み出すこと」というリートフェルトの言葉を引用して終わった。リートフェルトシュレーダー婦人に看取られて亡くなり、婦人が亡くなった今もシュレイダー邸は世界遺産として残っている。リートフェルトの建築家としての最初の作品であり、彼自身もっとも気に入っていたというシュレーダー邸、いつか機会があれば是非自分の目で見てみたい。家具職人としての彼の最高傑作であるステルトマンチェアーはどこかで見られるのだろうか。