日出処の天子

U君が残りの4冊を持ってくる。なんとなく帰るきっかけを見つけそびれたこともあって、結局帰る前に4冊全部読んでしまった。終電には乗れたけれど、日付が変わってしまって、住民税の支払いが6月30日に間に合わないで7月1日になってしまった。

日出処の天子は、U君は冒頭部分が良いと言っていたけれども、僕は中盤も素晴らしいと思う。特に人を好きになる気持ち、自分が好きな相手が他の人を好きなことがわかった時の気持ち。終盤は、なんだか無理矢理つけられたような感じがする。でもいずれにしても素晴らしい作品に違いない。目を瞠るカットが何枚もあった。