リートフェルト (G Thomas Rietveld)

今週はわけもなく過酷な状況が続いているが、久しぶりに普通の人が家に帰る時間に帰ることができたので(あるいは帰ったので)、6月26日に録画した「世界遺産」、リートフェルト設計のシュレーダー邸のビデオを見た。

この番組は「世界遺産」の番組で、対象は当然世界遺産であるシュレーダー邸に違いはないが、番組の構成はシュレーダー邸というよりはシュレーダー夫人とリートフェルトの間の関係をフィーチャーしているように思える。主人公はやはりリートフェルトになるのだろうけれど、リートフェルト自身が語った言葉はほとんど含まれていない。でも、断片的に紹介される昔のポートレートと、二人が亡くなった今も残っているシュレーダー邸が何かを語りかけてくる。自分でも名状しがたい形で気持ちが動かされる。2度続けてビデオを再生してから眠りについた。

世界遺産は本当に素晴らしい番組だと思う。この番組は是非エンディングのコマーシャルが完了するまで見たい。長く続いて欲しい番組だ。