秘文

一時は家でも会社でも外出していても同じようにメールを読み、仕事をすることに一種の自負のようなものを感じていたことがあったが、最近は週末は意識して作業をしないようにしている。とは言っても、回転寿司のようにメールで次から次と色々作業が送り込まれているから(だいたいはつまらないネタなのだが、時折何気なく重要なものが仕込まれている)、どうしても全く忘れるわけにはいかない。会社へのリモートアクセスに個人所有のPCは使えないことになったので、会社のPCを使うしかないけれど、暗号化が前提となる。直接個人情報は扱ってないのだけれど、もはやそういう状況ではない。ということで、愛用のThinkPad X31に日立ソフトの秘文を導入してみた。

さすがセキュリティのソフトだけあって、導入するのにも色々注文がうるさい。

  • 2GB以上のファイルはあってはならない
  • ファイルやフォルダのアクセス権が適切でなければならない
  • 俺より早く、寝てはいけない(違う&古い)

VMwareをアンインストールして、残った仮想マシンのデータファイルのいくつかを消して、あとは根気よく秘文のインストール失敗ログのアクセス権をつぶしていく。自分の場合は、もっぱらcygwin関連のファイルだった。最後は面倒くさくなったので、適当なところでchmod -R a+rwxと実行してひっかからなくなった。すごく気持ち悪いけれど、半分やけだ。

かくして、秘文様をインストールしたが、ちょっと見ると何も普通と変わらない。ただ、よく見るとC:がおかしなボリューム名になっている。ドライブ全体が仮想化されているのだろう。秘文を導入したX31は見た目は変わらないけれど、やっぱり何かが違う。「本当にこいつを信じて良いのか」とついつい思ってしまう。しかし、それよりもVMwareが使えないと持ち歩く意味が半減するのだが。