胸ポケットの中の「個人情報」

昨夜、会社の帰りに東京駅のみどりの窓口で通勤定期を購入した。申し込み用紙には氏名、性別、生年月日、年齢を書くのだが、渡された定期券には性別しか印刷されず他は空欄になっている。「個人情報」だからだろう。

今日は読売新聞の古紙回収の日だ。新聞は縛って玄関の前に置く。一番上にはチラシと一緒に配布される回収用の用紙をいれることになっていて、以前は住所と氏名を書くことになっていたのが、今は「部屋番号」と「束の個数」だけになっている。一戸建ての場合は部屋番号はないから、束の数だけを記入する。束の個数は見ればわかることで、情報としては意味がない。多分、何か書かせたいけれど、書かせられるものがないからこんなことになっているのだろうと思う。

不必要に個人情報を集めたりそれを本来以外の用途に悪用するのは罪であり罰せられるべきだろう。しかし、情報は伝わってこそ、伝えてこそ意味があるものではないかと思う。それが個人情報「保護」法がでてから、トランプのババ抜きのババみたいになっているような気がする。USBやCD-R等の可搬媒体が禁止された会社も多いというか、ほとんどだろうと思う。USB自体には罪はないのに。