不確定性原理

他の人のブログや日記に書き込んだりトラックバックをつけると必然的に自分の書いているものが知られてしまう。僕は書きたいことを書いているだけで、あまり他の人に見せるような立派なものではないと思っているので、コメントをつけたいときもただ見るようにしていることが多い。

コメントをしないことにはもうひとつ理由がある。僕は自分が書くことによって、相手の人が書くものに影響を与えたくないと思っているところがある。物理学で、ハイゼンベルグ不確定性原理と呼ばれる原理がある。簡単に言えば、「観測する対象に影響を与えずに観測することはできない」ということだ。好きなページであればこそ静かに見ていたい気持ちがどこか自分にはある。

だけど、ブログやネットで公開されているものにそうした事を考えるのはおかしいのかもしれない。読まれたくないと思ってブログを書く人もいないだろうから。・・・などと色々考えているとよくわからなくなってくる。難しくなりすぎたものは、簡単に考えるのが一番だから、僕は「書けるようになっているところは、書いて欲しいと思っているに違いない」と考えるようにしている。だけど、やっぱり自分の書いたものを読まれるのは恥ずかしいから、特に気持ちが動いた時くらいにしか書かない。大きく修正しても、新着一覧にのって見に来る人がいると恥ずかしいから、このはてなのページも「ちょっとした更新」をチェックして登録する。そのせいで最新の画像やISBN/ASINに反映されていないものがある。

暇なとき、時々自分のページを開いてみる。カウンターの数が増えていたら、どんな人が見に来てくれたんだろうと考える。増えていないと何だか気恥ずかしくてPCを閉じる。このページはそうして運用されています。