ThinkPadの女性

会社の帰り、いつものように東京駅から東海道線に乗り込み発車を待っていたら、隣の隣に座った20代後半くらいの女性がノートPCを取り出して膝の上で広げた。2つ隣だからよく見えないけれど、色とこちらから見えるPCの左側面の形状から僕が使っているのと同じThinkPad X31だとわかった。Air H"のカードを挿入してネットにつないでいたようだ。

電車の中でPCを開いている人を見るのはそう珍しくないけれど、女性が使っているのを見るのは初めてだ。しかもLet's Noteでもなく、X41でもなく質実剛健X31だ。気になって画面を見てみたら、IBM Blade Center(ブレードサーバーの管理ユーティリティ)を表示している(まさか東海道線の車両からブレードを操作している???)。その後、鞄から何か取り出したと思ったら、なんとHPの電卓で計算している。HPの電卓は型番はわからないけれど、伝統のキートップが立体的なものだ。おそらくIBM箱崎に勤務しているSEの人なのだろうと思った。

そう言えば、以前通勤していたとき横浜の地下鉄でカラマーゾフの兄弟をカバーをつけないで読んでいた女性がいたことを思い出した。別にX31カラマーゾフの兄弟を持って歩いている女性が好きだとかいうことではないし、すぐ隣に同じPCを使っている人が座っても話しかけたりする事はあり得ないけれど、確かに持っているものはその人を語る。