タスクを整理する

普段、会社に行っている間、自分自身のための作業の時間は、一週間でせいぜい3, 4時間しかとれない。論文を書いたり、講演の準備をするのは帰宅してからか、週末の自宅作業になる。OSSとして公開したTOMOYO Linuxの関連の作業もほとんどは自宅で行っている。

Kernel Conference 2005の講演は11月11日で終わったけれど、その日に公開したTOMOYO Linuxのほうはそこからが大変で、一段落するまでは起きている時間から会社にいる時間と通勤の時間を引いたほぼ全ての時間をそこにつぎこんでいた。TOMOYO Linux公開の騒ぎは一週間くらいしてから収束しつつあったが、日経ITproの高橋さんから「TOMOYO Linuxの導入手順の紹介記事を書いて」という依頼を受けて、その対応をしていたので、結局ほぼフル稼働のままの状態が続いていた。フル稼働になると、会社のほうの業務も消化しきれなくなってしまい、期限がはっきりしていないものや後ろにずらせるものは後回しにして作業する。そのようにして処理しないタスクが増えていくのは大変気持ちが良くない。

今日は記事のほうのメドも立ったので、ためていたタスクに専念することにした。午後10時過ぎになったけれど、3つのタスクをクリアすることができた。書きかけの記事以外のイベントもないし、会社のタスクもない。これは一体何ヶ月ぶりだろうと考えながら東京駅まで歩いた。