「自分のPC」を不要にするGoogleのサービス群

ここの日記のリンク元には最近Yahoo!Googleが多い。中にhttp://www.google.co.jp/ig?hl=jaという見慣れないURLがあって、開いてみたらどうやらパーソナライズされたGoogleの検索ページのようだ。

画面左上に「コンテンツを追加」というボタンがあって、それを押すと「にょきっ」という感じでニュース等のコンテンツを追加するための画面が出現する。Gmailやブックマークも登録することができて、その内容(設定)はGmailと同様にGoogleのサーバ上に保存されるからどこからアクセスしても有効だ。

「このPCでなければできない」にはいくつかあるだろうけれど、一番多いのは電子メール環境だろう。好みのメールソフト(MUA)がインストールされていて、設定とデータファイルが保存されていて、ネットワークアクセス環境はPCにくくりつけられている。PCを引っ越ししたり、メールソフトを乗り換える時にはやどかりのようにデータファイルと設定の以降が必要になる。僕は今まで、Netscape, Eudora (for Win), Becky!, 鶴亀メール(現「秀丸メール」), Thunderbird等色々なメールソフトを使ってきたが、今ではプライベートではGmailしか使っていない。プロバイダのアカウント宛のメールもGmailへ自動転送するように設定している。Gmailは動作環境である「ブラウザ」により、機能、表現上の制約(例えばスレッド表示)を受けており、機能や設定の数は極小だがむしろ最先端のメールソフトよりも使いやすい。会社からでも自宅からでもアクセスできるし*1imapのように複数のクライアントから同時にアクセスしても問題ない。さらにスパムフィルタは最強だし(これだけでも十分Gmailを使う理由になる)、古いメールを自分で削除する必要すらない。

Firefoxには複数のwebページをトップページとして登録する機能があり、それはそれで便利だが、新規でブラウザを上げる度に複数のページを見に行くのはうざったい。これまでFirefoxにトップページとして登録していたwebページ群をパーソナライズされたGoogleのページにブックマークとして登録した。これからはFirefoxから必要に応じて違うタブで開けば良い。北風と太陽の話ではないけれど、Googleのやり方はスマートでセンスが良い。

それにしても、"ig"とは何の略なのだろう?

*1:「下書き」メールを作成してファイルを添付するとジャストシステムのinternet diskのように使えて便利だ。