宮本さんのオーボエ

さんま&玉緒の「あんたの夢かなえたろか」という番組を見ていた。「北京ダックをおなか一杯食べたい!」等いかにもお正月番組っぽいたわいのない話が多かったのだけれど、中に北海道旭川市の女子高生が「世界的なオーボエ奏者と一緒に演奏したい!」という話が含まれていた。

僕は名前を知らなかったのだけれど、中村文昭さんという国際的なオーボエ奏者の方が快く番組の申し入れを引き受けて、わざわざ事前に旭川まで様子を見に来られた上で、本番当日はその高校生の横で「風笛」を演奏されていた。

オーボエ」という楽器自体、TVで見るまで音色と形状を思い出せない自分だったが、二人の演奏を見ていると(聴いていると)わけもなく胸がつまり目頭が熱くなった。高校生は多くを語らなかった(語ることができなかったのかもしれない)。だけど、言葉がないことによって伝わるものもある。それは言葉を超えている。風笛はNHK連続テレビ小説、「あすか」のテーマソングとのこと。