三菱東京UFJ銀行

通勤途中、いつも利用しているATMでお金を下ろした。当然のことながら看板や端末の表示はUFJ銀行でなく、三菱東京UFJ銀行になっているし、当然のことながらUFJ銀行の端末とカードで預金を引き下ろすことができた。こうした「当然のこと」を当然のように、あるいは利用している人が「当然として期待するように」動作させるためには、作業が必要だ。年末年始一体どれだけの人が作業したのだろう。皆さんお疲れ様でした。

ATMの画面を操作していて思ったのだが、画面の内容はこれまでと変わっていないように思える。言葉を換えれば、どこにも「三菱東京UFJ銀行」という名称やロゴは表示されていない。勿論「UFJ銀行」の名称とロゴも同様だ。これには二つのことが考えられて、ひとつは「元々名称やロゴは使用されていなかった」、もうひとつは「名称やロゴの部分のみを外した」だ。

ATMの操作手順やインタフェース(画面)は銀行毎に異なる。勿論異なるのは、それだけではなく、データを管理するセンター側が一番規模もインパクトも大きいが、一般ユーザから見えるのはATMだけだから大変重要である。ソフトウェアの開発では試験をいかに適切に行うかが重要であり、本来はGUIの変更であったとしてもシステムワイドのテストを全てやり直す必要がある。銀行の統廃合は今後も続くだろうから、各銀行のATMの画面はそれを意識して簡素化することになるかもしれない。