雪かき、miniのセットアップ

ワイアレスキーボードを持って茅場町に戻るとすぐに今日が期限の事務処理にかかる。なんとかぎりぎり間に合ったようだ。「もし、自分がこれをやらなかったらどうなるのだろう?」と考える。どうにかなるのかもしれないし、どうにもならないのかもしれない。ただ、誰かがやらなければいけない作業であることには変わりない。kumanekoさんに「最近どうしてこんなに忙しいんでしょうね?」と独り言のような質問をしたことがある。kumanekoさんは「○○さんは、何でも断らないから・・・」と言っていた。確かに僕は頼まれたものは何でも断らないし、共通的な事務処理も気が付いたら自分でやってしまう。担当の規模や面倒を見るプロジェクトの数も以前の数倍になっているから、忙しくなるのは当たり前だ。

DEODEOで買ったminiは会社に送ってもらっていたのが届いていた。一見するととてもPCが入っているようには思えないほどコンパクトだ。事務処理を片づけた後で起動してみたら、PowerBook G3と同じ「Macの音」がするのがまず面白い。OS X用のVNCサーバをインストールして、買ったばかりのワイアレスキーボードを登録したところで帰宅した。

家に着くとまずLANでネットワークにつなぎ、ThinkPadからVNCで接続してみた。mini君は電源とLANケーブルしかつながっていない。モニターをつないでいないで大丈夫か少し心配だったが問題なく接続できた。それから自宅のワイアレスネットワークにminiの内蔵ワイアレスLANを登録し、YAMAHAのRTA54iにtelnetして、DHCPで固定アドレスがふられるようにした。これでmini君は自宅内のモバイルVNCサーバとなった。WindowsからVNCで接続するとキーのマッピングがおかしくなっているようだが、bluetoothのキーボードは1Fのリビングから2Fに置かれているmini君につながってくれるので、ThinkPadの液晶でOS Xの画面を見ながら、キー入力するときだけワイアレスキーボードを使うという変な状態だ。今度は、VGAケーブルを買ってきて、SONY液晶テレビにつないでやればセッティングは完了する。

OS Xを使うのはこれが初めてだったが、予備知識がなく、マニュアルを見ないでもそれなりに使える。Windowsのようにべたっと色々な項目を一度に入力しなくても良いし、全体の流れが洗練され親切な気がする。経験のない人が新規でWindows XPを使う場合を想像すると雲泥の差だ。メモリはまだ512MBのままだが、これでも十分実用の範囲だ。しかし、おそらく明日には1GBのメモリが届くだろうから頑張ろう(笑)。Bluetoothのキーボードの電源を切ると、デスクトップにキーボードのロゴとメッセージが半透明で表示される、Dockのアイコンの大きさが自由にカスタマイズできるのには驚いた。小さくて静かでかわいいMac mini君にはEspritという名前をつけた。

OSX VNCをJISキーボードで使うためのパッチがあるようだ。