12桁電卓を使う悦び

財務の研修を受講した際に大型電卓の良さに目覚めた。本体もキーも大きい卓上型の電卓のキーを叩いているとなんとも言えず楽しい。計算するだけならカードサイズの電卓で十分だし、Solver機能を備えた200LXも(2台)あるのだけれど、大型電卓を使う楽しさはそれらからはちょっと得られない。

横浜駅西口の有隣堂でCASIOのJS-20V ecoという旧型の12桁電卓が2,400円くらいで売っていた。何度か売り場で見かけて気になっていたが、とうとう買ってしまった。会社でもCASIOの同じような12桁電卓を使っている。特に計算するものがなくても、なんとなく電源をONにして適当に計算してみる。それがなんだか楽しい。この手の電卓は千数百円程度から2万円程度までで、メーカとしてはCASIOとCANONが有力なようだ。機能面ではそれほど違いがないけれど、高いものは文字がすれが起こらないようキーが2色のプラスチックから成型されていたり、キーを押したときの感触がソフトだったりする。中にはThinkPadばりにキーがパンタグラフになっているものもあるようだ。

僕の生活には12桁の電卓で計算しなければならないようなことはないだろう。だけど、実際に家にこの電卓を持ってきて、時々暗算でもできるような計算をしながら、「幸せ」という言葉に近いものを感じている。この気持ちはなんだろうと考えながら。