WBC

外出していたためリアルタイムで見られなかった・・・。orz

最初に情報を得たのは8回裏が終わって1点差に迫られた時点で、初回に先行したこともキューバに初打席本塁打を打たれたことも後になって知った。かろうじて最後の回のキューバの攻撃と勝利の瞬間はTVで見ることができたが、やはりスポーツはリアルタイムで見ないとつまらない。ビデオを何十回見てもそれはビデオだ。

先行していたとは言え初回最初のバッターに本塁打を打たれた松坂投手のショックは大きかったと思う。でも勝手な想像だがそれで逆に後戻りができないという決意が固まったということはあるかもしれない。松坂は言うまでもなく今の日本では押しも押されもせぬ名ピッチャーの一人だが、一度しかない今年のWBCの決勝戦は彼のこれまでの実績や名声とは関係ない。そしてまた、決勝の日本チームは皆良い顔をして、特別な「気」の流れのようなものを感じた。あせっているわけでもなく、力がはいりすぎているわけでもない、ただ静かに「勝つ」という気力が感じられた。それに対して、キューバは淡白な印象を受けて、勿論それだけが原因ではないだろうけれど、思いの部分で日本は最初からキューバに勝っていたように思う。ただ、キューバチームのバックホームは素晴らしかった。

WBCは過去のオリンピックや国際試合と比べて何か特別な意味を持っていたように思う。その舞台で優勝という結果を得られたことは日本人の一人として本当にうれしいし、誇りに思う。選手もファンも野球とはこれほど素晴らしいものであると思い出せたとしたら、それは何にも勝る成果なのかもしれない。