犬の気持ち

haradats2006-08-10


すごく不思議なものを見た。

夏休みの関係で珍しくバラエティを放映している時間帯に家にいたのだが、 「天才!志村動物園」という番組を見ていると「動物の気持ちがわかる」という外人女性、ジョイス (Joice Leake)が現れた。飼い主が、「どう猛で困っている」という犬がいる家を訪れる場面があり、見ると確かに歯ぐきをむきだしで敵意をまるだしでうなるその姿はまさに地獄の番犬とはかくありなんという感じだ。

どうもうになるのは怒った時だけではないようで、エサを与えるときも今にも飛びかかりそうに(飼い主に向かって)唸っている。よくこんな犬を飼っているものだと感心したが、ジョイスが近づくと、犬がおとなしくなった。ジョイスの解説によると、「自分の気持ちを聞きに来てくれた」から、だそうだ。「自分の気持ち」=「犬の気持ち」、月刊誌?と混乱しながら見ていると、その家のおばあさんに、「あなたは以前この犬が小さい時に虐待しましたね?」と質問をする。するとおばあさんはそれを認めるではないか・・・。

おばあさんは昔、その犬が子犬のころ、掃除の邪魔をしたということで、ほうきの棒で子犬をいじめたことがあるらしい。その犬はそのことによりおばあさんを非常に恐れており、それがこんなにどう猛になった理由だと説明された。で、実際おばあさんがほうきを向けると、とてつもないどう猛さでほうきにかみつく(毛の部分を半分くらい破壊してしまった)。では何故おばあさん以外の家族に対しても同様なのか?それについては、家族もおばあさんの仲間で、おばあさんと一緒に自分をいじめている側だと思っているかららしい(これもジョイスの解説)。

ジョイスがそうしたことを説明すると、おばあさんと家族はそうだったのかと言ってしんみょうに聞いていて、次第に泣きはじめた。おばあさんも家族も・・・。全く関係のないこちらもなんだか江頭、じゃなくて目頭が熱くなる。変な番組だ。この話には後日談がついていて、数ヶ月語家族が郵送してきたという最近の犬の様子を撮影したビデオが放送された。

すると、良い犬になっていた・・・。驚いた。(@ @; びっくり!

ジョイスの職業は、アニマルコミュニケーター(animal communicator)と呼ばれているらしい。そのキーワードで検索するとジョイスさんのホームページが見つかった。また、他にもアニマルコミュニケーターをされている方があるらしい。ジョイスさんは、いわゆる「霊能力者」、「超能力者」という感じではなくて、ものしずかな普通の女性という感じだった。下記のページに写真も掲載されている。番組を見た限り、ジョイスさんは本当に特別な能力を持っていると思った。是非うちの無駄ぼえばかりする駄犬とハムスターの気持ちを聞いてみたいものだ。

アニマルコミュニケータ、ジョイスさんのホームページ

天才!志村どうぶつ園