「狭くて深い風呂がいい」

読売新聞に「生活とリハビリ研究所」代表の三好春樹さんが「介護の心」という連載を書かれている。「狭くて深い風呂がいい」というのは第24回にあたる9月12日の内容で下記URLでオンラインでも参照できる。

短い記事だが素晴らしく明快で説得力があり、是非記事全文を読んでいただきたいが、結論となる部分は

そもそも老人施設の浴場の設計が間違っているのだ。(中略)力が弱って歩けなくなっても、一番入りやすいのは家庭用の小さな浴槽である。それも和式の狭くて深いものがいい。

だ。三好氏は大浴場も機械浴も、浴槽の埋め込みも入浴介護の考えに逆行していることを極めてわかりやすく解説している。老人や介護のためと称して、実際それに反するような設備が導入されることは少なくないかもしれない。どうしたらそれを減らせるのだろうか。