作業できる状態

僕が勤めている会社では水曜日は残業を自粛することになっていて、この日も皆早く退社した。午後8時を過ぎた頃、やらなければならない作業がほぼ片づき、オフィスには自分とあとわずかな社員しかいなくなった。「今書かなければできない」と思い、TOMOYO Linuxのプレス原稿の修正案を作り始めた。

僕はある種の作業は自宅ではできない。会社にいればできるとかというと一定以上の時間がとれて、集中できる状態が作れなければできない。他にやらなければならない課題があったり、頻繁に割り込みが入ってくる状況ではとりかかれない。最近、その時間をとり、「作業」できる自分を作ることが非常に難しくなった。

作成したドラフトを文案を作ってくれた熊猫先生にメールし、帰宅の準備をしながら、久しぶりに自分のやりたい作業ができたようで、なんだかうれしくなった。