ThinkPad X31(2672-JHJ)でubuntu
おさらいから。そもそもubuntuを使ってみようと思った経緯は、
- Sargeを入れたThinkPad X31で無線LANを使ってみたいとふと思った
- madwifiやら色々試しているうちにパッケージ管理が"Broken"になり、かつXorgを入れた関係で非常に気持ち悪い状態になってしまった(かつ無線LANは使えない)
- 仕事納めの日にMさんに「ubuntuだと無線LANもサスペンドもはいってますよ」と言われる
- 借りたバージョンで導入したところ無線LAN動作せず
- バージョンが古い(5.10)せいかと思い、年末ISDNで29時間かけて最新6.10のISOイメージを落とす
ubuntuはインストール自体は(コツはあるが)難しくない。インストールしてから、自分でも覚えていられないくらい色々なことをやってみた。
- ubuntuはX31にすんなり導入できる
- デフォルトの状態できちんとサスペンドする(素晴らしい)
- デフォルトの状態で快適なXorg環境を作ってくれる(素晴らしい)
- カーネルは最初から2.6で、USBシリアル変換デバイスもちゃんと動作する(感動した)
- ubuntuには「Debianにもない」kermit(ckermit)のパッケージが存在している(ブラボー)
- カーネルにはワイアレス他主要なメニューは組み込まれており、よほど特別なことをしない限りは自分でカーネルをビルドしなくて良い(もうDebianのカーネルは作りたくなくなった)
- 日本語入力はscim+anthyの設定ができあがっており、「半角/全角」キーでトグルする。language-envはデフォルトでは導入されないが、必要ないのだ。
- USBのCD-ROMドライブをつないでオーディオCDを挿入すると、再生できるのは勿論のこと、タイトルがネットで検索されて、リッピングもできる。
- USBでデジカメをつなぐと、iPhotoみたいに取り込んでくれる。等々
もともとの動機であったX31内蔵無線LANについては、LEDは点灯するもののネットワークにつながらず、ものすごく悩み思いつく限り色々なことをしたが、結局のところ「ubuntuのデフォルト設定では、ステルスモードのアクセスポイントにはつながらない」ことが判明した。自宅のアクセスポイントはESSIDを見せないようにしているのが災いしていたわけで、実はそこさえ変更しておけば標準のインストールでath0(ath_pci)として認識されていたのだ。
ubuntuはベースはDebianらしいが、Debianでは画面周りがすんなり導入できた記憶が少ないのにどうしてこうも違うのだろうとつくづく不思議に思う。