宮崎県知事選挙の結果

まずはとても驚いた。大丈夫のか?と思ったけれど、インタビューやビデオを見ていてだんだん考えが変わってきた。

これまで何度も選挙速報を見たことがあるけれど、こんなに地に足がついた当選インタビューは記憶にない。だいたいの選挙では、本人も周囲も大喜びで、「もう終わった(こっちのもんだ)」的なのだが、それを見る度に、「そうじゃなくて、大切なのはこれからでしょ」と心の中で感じていた。

そのまんま東氏は笑っていなかった。むしろ緊張に引き締まった表情をしていてとても印象的だった。当選はゴールではなくて、スタートであり、期待に応えようという意志が画面越しに伝わってきた。

今回の当選と開票率は、宮崎県民の総意を表したものだと思う。それは、「不正をしないで、県のために尽くして欲しい」ということではなかろうか。東氏はきっとそれに応えてくれるだろうと思う。ただ、「不正をしない、県のために尽くす」は本来当然のことであったはずだ。一体この国はどうなってしまったのだろう。