最近、掲示板のほうで生活していたこともあり、ここの日記は1ヶ月ぶりの更新だ。1ヶ月更新しなくてすむものであれば、書かなくても良いのかもしれない。

朝、PacSecの事務局から入ったメールでitojunさんの訃報を知った。itojunさんとは面識がなかったが、噂はかねがね耳にしていたし、ホームページも拝見してお会いするのを楽しみにしていたが、それももう叶わない。蒲田で開催されたOSC2007のitojunさんのLightning Talkを聞き逃したのが悔やまれる。そこが、itojunさんと僕の人生のもっとも近いところだった。

案内をもらったわけでもなければ、依頼をもらったわけでもないが、ターボリナックスさんの新サーバ発表会に参加しようと思い、午後有楽町の国際フォーラムに出かけた。場所は完璧だったが(何しろ毎日通勤で通っている)、時間を間違えてしまい早く着きすぎた。午後1時に会場に着いたが誰もいなくて、しばらくして現れた関係者から、発表会自体は午後2時半だと聞いた。とほほ・・・。

実は、豊洲を出たときから徐々に体調に異変を感じており、有楽町に着いたときには座って待っているのすら辛い状態だった。とても2時半までは持たないと思ったし、それどころかちゃんと家に帰れるか不安なくらいだった。休みながら電車を乗り継いで家に帰り、ずっと横になっていた。数ヶ月に一度こういうことがある。

生まれて初めて書いたターボリナックスのエンドースメントメッセージは、先週の週末ずっと家で考えていたものだ。300字という限られた字数の中で、自分としてできるだけのメッセージを送りたいと思い何度も何度も推敲した。その気持ちが届いたかはわからないけれども、僕が書いたメッセージは先頭に掲載されている。TOMOYO Linuxを初めて採用してくれたディストリビューションであるターボリナックスサーバ11の成功を祈っている。

KernelTrapにitojunさんの死を悼むメッセージが掲載されていた。SF.jpに貼ろうかと思ったが、既にある書き込み内容を見てなんとなく気が進まなくなった。この小さな、誰もこない自分の日記に記録し、会うことの叶わなかったitojunさんをしのぶ。このメッセージは、OpenBSDのフォーラムの下に置かれている。