Mac miniの故障

FOSDEM'08から戻ってきた翌日、ソフトウェアの更新をしたらMac miniが起動しなくなった。電源を入れ直してもリンゴマークの表示で固まってしまう。何度かやってあきらめて、購入したみなとみらいのデオデオに持って行った。別にそんなタイミングで故障しなくても良いのに。

修理に出したときに、Appleの修理は金額が固定だという説明を受けた。Mac miniの僕が購入したものだと「どんな故障であり、修理を行っても約4万5千円」だという。とても不思議な気がした。デオデオでは会員になっているとメーカ保証が5年間に延長されるが(デオデオがメーカ保証期間外の修理費用を負担する)、Appleの場合は特別扱いで修理費が半額になるというのが当時の内容だった(もう今後は半額保証もなくなるらしい)から、自分の負担額はその半額だ。また修理の場合には、ハードディスクのデータ消去に同意することが条件となる。詳しくは聞かなかったが、「キーボードの故障で、ハードディスクが消去されたこともある」という。なんだかすごい。

「どうしますか?」と聞かれて、考えたけれど、この場合の選択肢は、修理しないで廃棄するか、消去に同意して修理に出すしかない。購入金額が7万円くらいで、2万数千円なら仕方ない。データももしかしたら消さないですむかもしれないと思って修理に出した。

今日、そのMac miniを受け取ってきたが、ハードディスクとスーパードライブが交換されていた。

ハードディスクの故障によりアップルマーク表示で起動しない状態となる事を確認致しましたので、ハードディスクを交換し、システムの初期化リストアを行いました。
ファンの音が煩い症状は再現致しませんでしたが、ハードディスク交換後は異常ありませんでした。
スーパードライブの故障によりメディアが挿入出来ない状態となる事を確認致しましたので、スーパードライブの交換を致しました。(検証の為、ユーザ名:XXXXX パスワード:XXXXXに設定しています。お客様固有の設定を行われる場合は、パスワードをリセットして新しく設定し直して下さい。)
検査工程にて各部点検し動作正常を確認致しました。

最初は、iTunesにとりためた曲のデータがもったいないなと思っていたが、車を運転しながら、もっと重大な問題があることに気がついた。デジカメのデータが失われてしまった。iTunesのデータは一部を除けばまた取り込めば良いけれど、iPhotoにためた画像データはバックアップがないから、もうプリントしたものしか見ることができない。ハードディスクの故障は、もちろんMacに関係なくPCの故障で一番多く起こるものだろう。起こる可能性のあることは実際に起こってもおかしくない。ブリュッセルで被害に遭った盗難と同じだ。