Mountain Viewの憂鬱

ということで、結局ELC2008に参加するためサンフランシスコにきてしまった。

会場は昨年とは異なり、Mountain ViewのComputer History Museumで、もっとも近いホテル、Quality Innを予約した。NECの海外さん、武田君と一緒だ。ホテルから会場までの距離は直線だと1.1マイルで2Km弱。地図は下記のようになる。

今日3名で上記を下見したところ、大きな問題が見つかった。「人間が歩ける道がない」のだ。ホテルの直近で、高速道路を横切ろうとすると、一応反対側に渡ることはできるが、渡ってから高速づたいに会場のほうまで、歩ける道がない。かといって地図を見る限り迂回するルートもなさそうだ。仕方ないので、高速を渡ったところの「土手」を無理矢理降りて、高速道路伝いに歩いてみた。横を100キロ以上でとばす車ががんがん通りすぎる。ところが今度はそこから、普通の道路に復帰するルートが見つからず、結局フェンスの空いているところから、マイクロソフトの広大な敷地に少し入らせてもらって、それから北上してなんとか会場にたどりついたが、どう考えても会議の間、通える道ではない。夜に高速を逆方向に歩くのはいくらなんでも無理だし、昼間でも警察に見つかったら検挙されそうだ。

困っていたら、同じくELCに参加される日本の方が会場にこられて、ずっとホテルから南下して、会場の近くで高速道路を渡るルートでこられたという。で、帰りはその方と一緒に4名でそのルートを歩いたが、この地図をはみ出すくらい迂回しており、大変疲れた。歩きながら皆無口になってしまった(でもその方は案外元気だった)。どうするかは明日の朝考えることにするが、海外さんは、「もうタクシーで決まりでしょう」と言っている。たった2キロくらいの道なのになぁ。

中村さんはどうしているのかと思ったら、既に一日前に現地に入り、「円高まんせー」と叫びながら買い物三昧にふけり、アルコール漬けになった上に、ケーブルカーにまで乗っているらしい。まさに天国と地獄である。