車検とエアコンの修理

今日も用事の続きだ。

朝、ちょっと早起きして車をディラーに持って行った。今年から法定関係の手続きの費用(約7万円)はこれまでディラーへの支払いと一緒にカードが払っていたが、今回から現金で払うことになったようだ。今回用意してもらった代車は始めて乗るアコードだ。

車検から戻ると、今度は最近全然冷えなくなったダイキンのエアコンの修理だ。このエアコンは2001年製で、使い始めたのは2003年だから5年目になる。担当のサービスの方はとても若かった。家にあげてエアコンの場所を教えると、近くをぐるっと眺めて、何をするのかと思ったらエアコンを探していたのだった。エアコンで何やら操作すると次にルーバー(風が出るところ)を広げて、「あぁ」と言う。これはかなり不吉な前兆だ。室外機は全く見ていないし、室内機のルーバーを広げて中を覗いただけで、わかった状況とは、「これは汚れですね」だった。

「中を照らしてみれば良いのですが」と言いつつ、「これでも良いかな」と取り出したのは携帯電話だった(かわいいプリクラが貼ってあった)。携帯電話のカメラのLEDのライトを点けて、ルーバーの奥に光を当ててくれたので中を見ると、はっきりは見えないけれど、確かに内部は汚れているようだった。

「どうして汚れると冷えないのですか?」と質問すると、「水車がありますよね(まあ、あるだろう)。エアコンの内部は、とても横に長い水車のようなものなんです(本当?)。水車は詰まるとまわらなくなりますよね?それと同じです(どこが同じなんだ)」という解説だった。

「で、どうすれば良いんですか?」
「内部をきれいに掃除します」
「そうしたら直る(冷える)のですか?」
「うーん。多分」
「今、ここでお願いしたらやっていただけるのですか?」
(ドン引き状態になりながら)「いや、それは無理です」
「費用はどのくらいかかるのでしょうか?」
「見積もりを作らないとわかりませんが、だいたい5万円くらいです」
(今度はこっちがドン引きで)「え、5万円ですか」
「まあ、ダスキ○さんとかはもう少し安いかもしれません」
「違うんですか?」
「ダスキ○さんがどうやるかはわかりませんが、うちは全部外して分解してきれいにします」
(想像してちょっとうっとりする)「そうなんですかぁ」
「うーん、でも5万円ですか。掃除すれば直りますかねぇ」
「ただ、この機種は2001年製造ですが、エアコンの寿命はだいたい
 10年くらいです。また修理用部品は10年以降なくなります」
「つまり、今回掃除して直っても違うところが壊れたりすると直せなくなるかも
 しれないのですね」
「そうですね。そのあたりも含めてご検討ください」
(こちらを見ながら)「申し訳ありませんが、今回出張修理ということで」
「ええ、費用がかかるのですね。了解しています」(哀しい目で見つめる)
「い、一応、事務所のほうに相談してみます」(外に出て電話する)
「もし、こちらで清掃する場合、今回の出張修理費用の分の金額を減額
 して良いそうです」
「そうですか。ありがとうございました。(でもあまりうれしくないぞ)」
「こうした事例はよくありますか?」
「たまにありますね」
「それなら、修理を申し込んだときにそうした可能性を教えて
 くれたら良いようなものですね」(やや恨めしそうな雰囲気を醸し出す)
「そ、そうですね」

ということで、保守の方は10分もしないで帰ってしまった。部屋にもどるとすぐにネットで、エアコンの清掃業者を調べてみたのは言うまでもない。分解清掃=オーバーホールは好きだけれど、さすがに今回は申し込む気にはなれなかった。