Windows Update、Microsoft Update、または自動更新でどんなにがんばっても更新プログラムが正常にインストールされないので死ぬほど困っていたが解決した話

Linux Foundation Japanの講演資料を作っていたときにMacBookの画面の狭さにフラストレーションを感じ、会社で24inch(1920x1200)のiMacを購入してもらった。こんなに大きな画面のディスプレイが20万円未満で買えて、しかも本体とMac OSXまでついてくるなんて驚きだ。

実際に机の上に置いて、使い始めた。メールやWebは快適に使えるようになったのだけれど、社内システムがMS系のため結局Windows XPの端末を使うことになり、ほとんど机の上の巨大な鏡状態となっていた。(持っている人はわかると思うが、クリアワイドスクリーンは電源が入っていないと妙に周囲のものを反射する)

「こんなときこそVMwareだ」と思い、VMware fusionを導入し、仮想マシン上でWindows XPを利用することにした。最初はWindows XP英語版にマルチランゲージパックを入れて仮想マシンを作成し、それ自体はうまくいったのだけれど、あるときWindows Updateがエラーになった。そう珍しいことではないので、再起動やら個別のダウンロードやらいろいろやったが、どうしてもアップデートができない。ほとほと困った。「これはやっぱりWindows XP英語版だからかなぁ」と思って、通常の日本語版Windows XPをインストールして試してみたら、やっぱりWindows Updateがあたらなくなった。今まで使っていた仮想マシンでないWindows XPはさくさくアップデートできるのに何故かiMac仮想マシン上のWindows XPはアップデートができない。これはもしかして仮想マシン上のWindows XPの問題なのかと思い、周囲の仮想マシンユーザに聞いてみたが、皆「普通にアップデートできますよ」ということだ。Googleでも死ぬほど検索したが、それらしい情報は見つからなかった。世界の中で自分だけが困っているようで、孤独を感じた。かくして、せっかく購入した無駄に広い24inchのiMacは机の上の無駄な鏡と化していた。

しかし、ついにSE業界の新入社員、兼、自宅サウンドエンジニア、ひぐらしさんのブログでその原因を見つけた。

ブログで紹介されているリンク先

では、事象の説明と2件の回避策が説明されているが、何故それが生じて、どうしてWindows Updateが失敗するかの説明はない。謎だ。わらをもすがる思いで、最初の対処を試してみた。

方法 1 : Windows の Wups2.dll ファイルを登録する
Windows の Wups2.dll ファイルを登録するには、次の手順を実行します。
1. 自動更新サービスを停止します。
a. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に cmd と入力し、[OK] をクリックします。
b. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

net stop wuauserv
2. Wups2.dll ファイルを登録します。
a. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

補足 : コマンドの "\" (バック スラッシュ) は "\" (円記号) を入力してください。

regsvr32.exe %windir%\system32\wups2.dll

注 : Windows XP Professional x64 Edition を実行しているコンピュータの場合、次のコマンドを入力して、Enter キーを押します。

regsvr32.exe %windir%\syswow64\wups2.dll
b. 確認のメッセージが表示されたら、その都度 [OK] をクリックします。
3. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、Enter キーを押して自動更新サービスを開始します。

net start wuauserv
4. コマンド プロンプトで exit と入力し、Enter キーを押してコマンド プロンプトを終了します。
5. Windows UpdateMicrosoft Update、または自動更新から、更新プログラムがインストールされるか確認します。

これでWindows Updateは無事動作するようになった。めでたい。(T_T) ひぐらしさん、ありがとう。