Andrew Mortonに感謝！

TOMOYO Linuxのメインライン化について、OLS2008の自分のBOFの中で「Al Viroなどfsの関係者が反対していて、理由を聞いても教えてくれない」と不満（愚痴）を言ったら、Stephen Smalleyが「そうだろうか？自分はそうは思わない。彼は既に答えているから返事をしないのではないか？」とコメントした。

この一言に頭を金槌で殴られたような気がした。発言したのは他ならぬStephenだ。超人的な技術力と知識を持ちLinuxに精通する彼がいい加減なことを言うはずはない。「もし、Stepehenの言う通りだとしたら・・・」、そう考えた。「もし」、ちゃんとした理由があって反対されているのに、何度も繰り返し同じようなパッチを提案し、その上「理由なく反対されて困っている」と公の場で発言しているとしたら・・・、/dev/nullがあったら入りたい気持ちになった。

OLSの少し前に行ったLFJの講演で、ゲストのAndrew Mortonに「困ったことがあれば、"ask you"していいんだよね？」と、彼がELC2008の基調講演でした発言を振り返った。彼はちゃんと覚えていた。その模様はLFJの講演のビデオにも記録されているはずだ（「はずだ」と書くのは自分は自分が映っているビデオは見ないので確認していないから）。

これまでのスレッドを振り返ってAl Viroの指摘をあらためて見直し、その内容をLKMLで公開質問したが、予想どおり返事がなかったので、Andrew Mortonに"ask him"した。彼は、IRCでAl Viroに確認してくれて、その結果をメールしてくれた。これで、Al Viroの意図が確認できて、次に進めるが、それ以上にAndrew Mortonが名もない日本のTOMOYO Linuxプロジェクトを支えてくれたことがうれしかった。ありがとう、Andrew Morton。ELCでAndrewの貴重講演を聞き、彼が来日したLFJのシンポジウムで講演を行った本当に良かった。いろいろなことがつながっている。資料に書いたようにいろいろな人たちに支えられている。だから、もう少しがんばってみよう。

I discussed this on IRC with Al.

Here's his reply:

yes - and I've told them what to do months ago
shift their call sites up the call chain
to the places where vfsmounts they want *are* known
add new hooks in those locations, for all I care
leaving the old ones where they are

they want vfsmount available to their "security" methods
that are called from functions that know and care only about dentry
and don't care which of fs instances in the mount tree (if any) had been involved
moreover, that "if any" is serious - it's not obvious for some callers
the obvious solution: call their methods from callers of those functions; i.e. from places that *do* know which vfsmount they are dealing with
or from _some_ such callers - ones where we have a vfsmount involved
Note: I'm carefully abstaining from any judgement on usefulness of the entire "path-based" thing
as long as they do it clean way, I simply don't care if what they are selling to their customers is a snake oil; it's not my problem

Hopefully that's enough material for you to be able to prepare a new
patch along those lines.