JLS2009資料

本格的に資料を作り始めた。今回の発表のテーマは、「失敗から学ぶカーネル開発」だ。TOMOYOの事例をもとにまとめることになっているので、最初に過去の15回の投稿の内容をおさらいしてみることにした。投稿に対するコメントを数え、内容を読み直す。コメントから、してはいけないこと(DON'Ts)、すべきこと(DOs)を洗い出してまとめる。

全体の構成は、DOsとDON'Tsのおさらい、TOMOYOの提案の概要(MACなど技術的内容には踏み込まない)、そしてひとつひとつの教訓の紹介が続く。結構手間と言えば手間なのだけれども、構成を考えるのに何ヶ月もかかったLinuxConと比べると、はるかに作業がしやすい。今、資料は43枚で、内容もかなり面白い(役に立つ)のではないかと思う。

明日は、YLUGに行って約束したLinuxConの報告をすることになっている。自分の持ち時間は多分10分くらいだろう。LinuxConでは、いろいろWebで凝った仕組みが提供されていたが、案外講演資料や動画などの情報が検索しにくくなっている(どうしてだろう)。事前に各種情報減をYLUG mlに送っておいた。

LinuxCon2009の模様について、ZDNetさんから取材を受けた記事が
公開されていました。

「Linux躍進の背景にある3つのトレンド--Linux Foundation幹部が語る - インタビュー - ZDNet Japan」
http://japan.zdnet.com/sp/interview/story/0,2000056426,20401476,00.htm

記事の中で、基調講演の動画のURLが紹介されています。
http://techcast.com/events/linuxcon/

私のお勧めは、記事にも登場するJim Zemlin氏のOpening Keynoteです。
生き生きとしてとても気持ち良い講演でした。下記では、
プレゼンテーションの様子と資料が同期して参照できます
(実際に会場にいて聞くよりもよくわかります)。
http://techcast.com/events/linuxcon/jzemlin

上記の動画はLinux Magazineが作成、公開しているもので、大変品質が良いですが、
無償で公開されているのは、一部基調講演のみです。それとは別にLinux Foundationでも
公開しているものがあり、下記で参照できます。講演以外にハンディカメラで
取材したクリップが多数あり、会場の雰囲気がよくわかると思います。
http://video.linuxfoundation.org/search/node/linuxcon

講演の資料は下記で公開されているのですが、残念ながら掲載されていない
講演が多数あります。
http://events.linuxfoundation.org/events/linuxcon/slides

写真について、flickrで"linuxcon"というタグで参照できます
(私が撮影したものも少し入っています)。
http://www.flickr.com/photos/tags/linuxcon/

しかし、手持ちのカードを全てさらしてしまったので、明日は行くのは良いけれども、あまり話すことがないような気がする。塚本さんも特に資料を用意しない予定とのことだったけれど、どうしようか。