今日から5月だ。携帯電話の積算通話時間を0にリセットして、去年の4月からしている腕時計のカレンダーを1日に合わせた。

僕は車にカーナビをつけていなくて、愛用のThinkPadにインストールしたSONYNavin' Youで道を探している。今日外出するのでルートを調べようとしたら、スプラッシュが表示された後で、まずNavin' Youの画面が消え、ついでタスクバーが消えて、最終的にはカーソルだけの画面になってしまう。再起動してもダメだ。

これには思い当たることがあった。先月会社のフロア引っ越しを行った際に、以前のネットワークのドメインを外れて、WORKGROUP所属にした。つまり、PCにインストールしているソフトは同一でも全く別のユーザとなったわけだ。おそらくは、それに伴いアクセス権が足りなくなったのだろうと思い、さんざん試行錯誤したが、症状が変わらない。試しに、元のドメインのユーザとしてログオンすると表示される。

あきらめて、プログラムのフォルダ毎コピーを作った上で、最初はソフトの修復インストール、次には削除と再インストール、さらには、完全な削除(アンインストール後、フォルダ毎削除、レジストリを手動削除)をしてみたが、変わらない。ほとほと、困ってNavin' Youを使うときだけ別のアカウントにしようかとあきらめかけたが、ネットで「Navin' You 起動しない」と検索すると答えが見つかった。

Navin' Youの周辺ユーティリティに、Address Catcherというものがある。こいつは常駐型のソフトで、これを走らせておいて、Internet Explorerの画面で、電話番号や住所が書いた部分にカーソルを近づけると、Navin' Youに連携して、その場所を表示したりするというものだ。僕が見つけた情報では、このユーティリティが、SP2に対応しておらず、フォルダの名前を変えると起動できるという。実際試してみると無事起動できた。では、何故フォルダの名前を変更しない状態でも以前のアカウントだと動作したか?それは、Address Catcherの自動起動を行わないというオプション指定をしていたからだと思われる。新しいアカウントでログオンして、Navin' Youを起動した場合、Navin' Youはデフォルトの動作としてAddress Catcherを起動しようとしたのだろう。そしてその起動に失敗した場合のエラー処理が実装されていない、というのが僕の推理だ。

このことがわかり、Navin' Youを使えるようになるまでに4時間以上も費やしてしまったし、(結果的には)無駄なアンインストールと再インストールを行い、設定もとばしてしまった。不幸中の幸いは、新規インストールをしたことにより、Navin' You 5.0の導入手順が整理され、ユーザズポイント等のデータのバックアップがとれたことだ。Navin' Youでは、ユーザズポイントの保存は、Memory Stickがなければ行えないが、実は走行経路の情報は、インストールされたPCで、パッケージの作成を行っておけば保存できたらしい。

Navin' Youは、もう古いソフトだけれど、僕はこのソフトがとても好きだ。同じように、この古いソフトを使い続けている人達がいたことがわかったことは、なんとなく楽しい気持ちにさせてくれる。Navin' Youの情報を、ここではないホームページのほうに追加してみようかな。