自分の名義のDoCoMoPHSを実家の父親に使ってもらっていたけれど、DoCoMoPHSから撤退することになっており既に新規契約は受け付けていない。9月末までの、Mova/FOMAへの機種変更に使えるクーポンが届いていた。実際にPHSが使えなくなる日は、まだ発表されていないから慌てることもないのだけれど、先日の旅行で思ったよりもFOMAの有効圏内が広いことがわかったし、いずれやめるものならクーポンを使おうと思って横浜のDoCoMoショップに行った。

選んだ機種は8月に出たばかりの「らくらくホン」の最新版881だ。何より字が大きくて読みやすいし、シリーズとして高齢者向けに作られていて、Mova/FOMA含めると3代目だから洗練されているだろうと思い選んだ。FOMAにしたのは、これまで父親が使っていたのはPHSだからだ。自分自身、PHSからSO505iSに移行したときはめまいがするほど音が悪かったから、とてもMovaを使ってもらう気はしなかった。もっとも、SO505iSは使っているうちに、固定電話より使いやすかったのだけれど。とりあえずiモードはつけないことにした。

横浜駅から地下鉄に乗って帰る途中で、設定を自分なりに使いやすくして、郵送してもらった連絡先を電話帳に登録した。確かに、色々わかりやすくしようとしているのだろうなとは思うが、どうにもならないところもある。電話帳の登録で、複数の電話番号やメールアドレスの入力を求めるのは、やっぱりわからないだろうなと思う。そもそも機種変更の過程では、山のように質問される。パケット代金のプランやPINという説明を受けてわかるお年寄りはどれだけいるだろう。(PINの仕組みや手順は僕もうろおぼえだ)

驚いたのは、古い携帯はその場で「穴を開けられる」。「ケータイパンチ」と書かれた、ティッシュの箱より少し大きな装置で、てこの原理で金属棒が携帯を突き刺すようになっている。コピー機のようなきれいなパンチ穴は(残念ながら)開かない。携帯はへこんで、歪む。それを取り出して、「これで個人情報は利用できません」と説明する。穴はどうやらメニューボタンを含めて3個開けることになっているようだ。

家に帰ったら、Yahoo!ゆうぱっくで申し込んで、自転車で近所のファミリーマートで発送した。僕はプリンタを持っていないので、ラベルが印刷できるのが便利で良く利用している。金額も宅配便より若干安い気がする。Yahoo!ゆうぱっくの仕組みはとても良くできていて完成度が高い。こういうシステムを作ってみたいものだ。