「女王の教室」

女王の教室」の最終回を見た。東芝日曜劇場の「夫婦」以来、久々に最終回まで見たドラマだ。僕が見たのは途中の回からだけれど、毎回見せ場があり見応えがあるドラマだったと思う。毎回物議をかもすきわどいラインをぎりぎりすり抜ける感じだったけれど、後半は主題が明確になり安心して見ていられた。

ドラマには「この物語は悪魔のような鬼教師に小学6年生の子供たちが戦いを挑んだ一年間の記録」という説明がはいるけれど、少なくとも最終話を含めた後半の話は「教師対子供たちの戦い」ではない。最終話は、最初からこうやって終わる予定だったのか、それとも途中から話が変わったのだろうか、いずれにせよ奇をてらうことなく、それまでの話の流れから外れることもなく、納得できて少し気持ち良い内容だった。生徒役の子供たちの好演と天海さんの熱演には拍手を贈りたい。