飲み会

今日はシンクライアントの関連の飲み会があった。本当は飲んでいられる状況ではないのだが、自分は主催側なので出ないわけにはいかない。いつもとは違って、社内の他の部門の人に声をかけたので、なかなか面白い会になった。あちこちで数名ずつの小グループが自然発生し、議論をしている。会社の食堂で、6時30分から追い出されるまで飲み、騒いだ。

席に戻って、さあ仕事の続きをしようかと思ったら、予想した人から予想通り携帯に電話がかかってきた。「Hさんが来ないと始まらないでしょ?」から始まり、「お店はB1で入ると電波が届かないから、僕はHさんが車で1Fのところで待っています」で終わる。これはもうマスクできない割り込みの一種で観念して、端末をロックして店に向かう。お店には15名くらいも集まっていた。

お店では電話をくれたKさんが隣に座り、「Hさん、構えてないで、もっと自分を出しましょうよ。堅いんだか、もう」とかそういったことをしきりと話しかけてくる。「自分を出してるんだがなぁ」と思いながら苦笑していた。そうしたことを言われたことは初めてではないけれど、何度も言われているうちに(何しろ酔っているのでしつこい)、少しずつわかってきたような気がした。多分Kさんは、僕が醒めて、あるいはポーズでこうなっていて、その覆いを取りのけて自分を出しましょうということを言ってくれているのだ(僕のために)。ただ、僕は本当に醒めているわけでも、構えているわけでもなんでもない。ただ、1986年のある出来事から自分の中の何かが死んでいる、それだけだ。