Ubuntu 6.10でXgl

Linux WORLD (リナックス・ワールド) 2007年 01月号 [雑誌]

Linux WORLD (リナックス・ワールド) 2007年 01月号 [雑誌]

ThinkPad X31シンクライアント端末として使っていた旧型のデスクトップ(EPSON AT-900C)にubuntu 6.10をインストールして利用しているが、職場で購読しているLinux Worldの2007年1月号を見ていたら、Unbuntuが特集されていて、付録に6.10のCDがついていたので読んでみた。Ubuntuの新機能が大変簡潔に説明されている。インストールや設定の部分は既に済んでいる内容で、「ふんふん、そうだよね」と思っていたら、パート2の「Xgl+Berylの導入 Ubuntu 6.10で3Dデスクトップを使用する」に目が釘付けになった。「本稿を読んで、読者の皆さんにXglをインストールしたいという衝動が湧いてくるのを期待したい」とあるが、それを超えて「Xglをインストールしたい」という衝動が沸点を超えて沸きまくってしまった(白夜書房のCMの「書房〜」という感じだ)。

Xglを使うには、ビデオ・カードの条件があるらしいが、とりあえずEPSONのマシンのNVIDIAは大丈夫ようだ。ubuntuには"nvidia-glx"のパッケージがあるので、まずはそれをapt-get installし、引き続きnvidia-glx-config enableをsudoする(これにより追加したドライバが使用されるようにxorg.confを変更するらしい)。Xを再起動して、glxgearsを実行すると見事に歯車がまわってくれた。記事には、xorg.confの変更が失敗することがあると書かれており、対処方法も記載されていたが、自分の場合はこの手順でOKだった。nvidia-glx-configは古い設定を/var/backups/xorg/の下にxorg.conf.2007-01-16-12:22:17のように残してくれるので、起動しなくなっても焦ったり再度インストールしなおしたりしなくて良い(笑)。

次にウィンドウマネージャのBerylを導入する。基本的な流れはLinux Worldに書かれている通りだが、apt-lineはmain-edgyではなくてmainだった。また、apt-getする前にパッケージのkeyを追加しておかないと文句を言われるがそのあたりは全てUbuntu Beryl Repository に書かれていた。

deb http://ubuntu.beryl-project.org/ edgy main

上記のapt lineを登録後、keyを追加してから以下のパッケージを導入する(Linux World記載のまま)。

sudo apt-get install beryl beryl-core beryl-pugins beryl-plugins-data beryl-settings beryl-manager emerald emerald-themes xserver-xgl


Xglのデスクトップを使うために/usr/share/xessions/xgl.desktopというファイルを作り、以下の内容を書き込む。ここからはLinux World記載のままだ。

実際に試してみたら何もカスタマイズしない状態で既に相当面白い。ウィンドウをドラッグすると、ウィンドウが伸びるわゆがむわで大変だ。たまにウィンドウの中身が真っ黒になることがあるが、しばらく使ってみよう。しかし、それにしてもどうしてダイワハウスなんだ・・・、じゃなくて、EdgyとかBerylとかNVIDIAとか「どう呼んで良いのかわからない単語ばかり」なんだろう。(読めなくてもインストールできるからいいけどさっ)