ユーザ会の撤回

ユーザ会について、tomoyo-usersに案内を流したが、それについて思わぬ指摘を受けた。会場がデータで、データ社員の勤務時間にきてもらうというのは、TOMOYO Linuxはやっぱり「データのお白州」ということであり良くないというのだ。

言われてみるまで全く気がつかなかったが、確かにそのような見方をする人もあるかもしれないし、傲慢だと思う人もあるかもしれない。流したばかりの周知を撤回した。

助言してくれたNさんはそのほかにも、「Hさんはデータの社員と、TOMOYOの関係者とどっちですか?」と聞かれた。これはまたとても難しい質問だが、ユーザ会の周知にしても「データの社員として」送っていると「お白州」と思われるということで、結局はここが根源なのかもしれない。

今回の件だけでなく、どうもデータについて悪い存在と思いたい(思っている?)流れがあるように感じられ、そのことが残念でならない。データはTOMOYO Linuxを生み、ここまでの開発をサポートしてくれている存在で、OLS2007についても「ベストのメンバーでチャレンジしてこい」ということで3名の出張を認めてくれたし、直接自社のメリットにはならないメインラインへの提案も活動として認めてくれている。今日、TOMOYO Linuxの開発をやめても会社としては直接困ることはないだろう。自分も会社としても、言ってみればユーザやユーザとなる人たちのために行っている活動なのに・・・。

どうしてそのデータがTOMOYO Linuxについて悪く言われるのか僕はいつも不思議に思うし、何か自分の進め方が間違っていたのかと考える。