8000円なくす
右手の傷を抑えながらなんとか貧血にもならないで有楽町駅までたどりついた。給料日なのでチャージをしようと思って、PASMOに2000円チャージをすることにした。一万円いれて2000円チャージしたが、考え事をしていて、おつりをとらないで改札を通ってしまった。多分アラームが鳴ったと思うのだが、運悪くヘッドフォンをしていた。エスカレータでホームに降りて、10秒くらいして事態に気づいてエスカレータを上り、チャージの機械のところに戻ったら、女性が振り返りながら機械から離れていったところだった。そこで「お金が残っていませんでしたか?」と声をかければ良かったのだが、声をかけずに装置を見たら、お金は残っていなかった。駅員さんに事情を話したら、何故か「機械を確認する」というので連絡先を紙に書いて職場に向かった。しばらくしてから、電話がかかってきて「装置には異常がなく、お金も残っていない」ということを教えてもらった。一応お礼を言って電話を切った。切る前に、「届けておいたら、万一誰か届けてくれたら連絡がもらえますか?」と尋ねたが、数分保留された結果、結論はダメなようだった。まあ、だいたい出てくることもないだろうけれど。
8000円無くしたことは勿論痛いが自分の不始末なので仕方ない。しかし、その8000円を見て、ついむらむらと持ち去った人がいるとすれば、自分は間接的にその人に盗みをさせたことになる。お金自体は消滅したわけではないから無駄にはならないけれど、誰かに盗みをさせてしまったかもしれないと思うと気が重い。