Linux Foundation Japanに呼ばれる

Linux Foundation Japanの方から連絡をいただき、熊猫先生と麹町にあるオフィスに向かった。熊猫先生は都内の乗り継ぎに詳しい(ゆりかもめに乗ったときには先頭車両に座っていた。本人は否定するが、僕は鉄道マニアだと思っている)ので、一緒に移動するときはとても助かる。

他には日立の橋本さんとNECの柴田さん、海外さんがきていた。本当は日立ソフトの中村さんも呼ばれていたが、都合がつかなかったらしい。用件は、LFJが今度開催するイベントのプログラムに関してで、日本側からもカーネル開発関連の発表枠を設け、またBOFをリードするメンバーを探しているということだった。

少し話をしてみて、何故自分が呼ばれたかわかった。要するに話ができそうな人がいないのだ。LFJの方はかなり困っているように見えた(自分のこともTOMOYO Linuxのメインライン化の様子もあまりご存じでない様子だった)。内心、「オタワの準備も始まっていないのにこの流れはまずいなぁ」と思ったが、1時間枠でなくて半分くらいならなんとかなると思ったら、海外さんのほうでは「今回カーネルの話なので・・・」ということで、まあそういうことなら仕方ないかなと半分覚悟を決めた、というかあきらめた。PacSecかFOSDEMの資料を使おうかと思ったら、柴田さんから「それでは困る」と明確に言われてしまって、結局1時間枠新規の発表を用意しなければならなくなった。困ったけれど、多分今からこの期間でこのイベント向けで英語の発表を用意できる人はいないだろうから仕方ない。

頭の中が「どうしよう」状態でぐるぐる回っていたら、今度は話がBOFに移っていて、何故か自分の名前も出ている。どうもBOFのほうも企画、進行、準備をしなければならないらしい。これはすごい。プレゼンテーションを持つなら、BOFは勘弁してくれても良いのでは?と思いつつも、まあ仕方ないか、と。

帰り道、熊猫先生は「オタワをキャンセルしては?」と言っていたけれど、それはやはりしたくない。だから、やっぱり自分でなんとかしないといけないんだろうなぁ。