新しいテレビが届く

夜7時を過ぎてから電話が鳴った。テレビの故障で来ていただいたソニーのサービスの方からだ。

用件は、修理不能のため交換していただくことになった現行製品が入荷し、その配達の日程の調整だった。今週夏休みで家にいるので、今週が都合が良いと答えると、どうも先方の予定が埋まっているようで、「これからでも良いですか?」と言う。「こんな時間でも良いんですか?」と思わず聞き返した。

30分ほどして、二人連れで家にきていただいた。店頭でも確認していたが、とにかく薄いのに驚く。故障したテレビの1/3よりさらに薄い。さらに軽い。薄くなったのは良いのだけれど、今までテレビの上に置いていた小物達が居場所をなくしてしまった。

薄いなぁと感心している間に画面に画が出ていてさらに驚いた。10分も経たずに接続と基本設定が終了してしまった。ソニーサービスの方だから当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、設定手順自体もずいぶんと変更され使いやすくなったように思う。

厚くて、重い、故障したテレビは、かわいそうに全ての配線を外され、床に置かれ、2人がかりで運び出された。思わず、「これはもう修理できないんですよね。もったいないですね」と言ったら、サポートの方もこちらを見て、「ええ、もったいないです」と言い、さらに「実は自分も同じテレビを使っています」と言った。同じモデルで同じインチだ。「(壊れたら修理できないことがわかったので)自分のテレビは、壊れないと良いと思いました」と正直な感想を話してくれた。