セミナー

午後3時から渋谷のターボリナックスさんに出かけてゼロデイ攻撃対策について話をした。このセミナーはターボさんからの依頼に応えて行ったもので今回は9月11日に続き2回目になる。申し込みは30名強で、実際の参加者は21名だった。持ち時間は30分とやや短く、話を25分、デモを5分で構成した。

もし前回話を聞いた人が参加してとしても(まあ、ないだろうけれども)、何か新しい発見、情報があるようにしたかった。同じタイトル、内容のセミナーだから基本的な話の内容は変わらないのだけれど、初回から日を置いた分、資料と説明の内容、またデモも見直した。質疑の時間がとれないから、今回の参加者の方々が疑問に思いそうな内容について、短いQ&A集として用意し持参した。セミナー全体のクォリティは向上できていたと思う。

今まで国内で行った講演では、参加者が一番多かったときは400~500名くらい、人数はその半分以下でもAndrew Morton, James Morrisらを迎えての話をしたLinux Foundation Japan #8 Symposiumなどはいろいろな意味で気をつかい準備には身を削る思いだった。そうしたイベントに比べるととても小さな講演(セミナー)で、資料作成や準備にかけられた時間は比較にならないほど短い。でも終わったときの疲れ具合はビッグイベントのとき全然変わらなかった。最初はそのことに驚いたけれど、それは「伝えたい」「役に立ちたい」という気持ちがかわらないからだと納得した。そして、うれしく思った。