朝の東海道線で聞く深夜の馬鹿力

先日、ある集まりで、実に久しぶりにJさんにお会いした。Jさんは、以前ThinkITの編集部で働かれており、TOMOYO Linuxの記事で大変お世話になった方だ。

大変懐かしく、いろいろ当時のことを話していたら、話の流れでなんとなく伊集院光さんのラジオ番組の話題になった。「すごく面白いそうですね」と自分が言うと、Jさんの目の色が変わった。「いや、面白いです・・・」。「熱狂的なファンがいるみたいですね」。「普通にバラエティ番組とかに出演しているところを見ても、(失礼ながら)そんな面白いとは思わないのですが」。「ええ、テレビ番組の伊集院さんはそんなに面白くないです(妙にきっぱりと断言)。でもラジオは・・・」。なんとなく、場の空気が重くなってきたとき、Jさんは言った。「聞いてみますか?」 (>_<) きゃー

で、かくかく鹿々、じゃなくて、かくかくしかじかで、間一髪キャンペーン前の価格で購入したiPhone深夜の馬鹿力のデータが入ってしまった。*1「16GBも容量あっても、使いきれな〜い」と思っていた間一髪キャンペーン前の価格で購入したiPhoneの容量が一杯になってしまった。格納できた分だけでも再生時間を見ると気が遠くなってしまい、一時間くらい意識を失った。ふだん、こんな(どんな?)生活をしている人間がどうやってこんなのを聞くのか?と自問自答した。健全な理性は、「いや、もう無理」と答えたが、誰かが「ようし、全部聞いてるやる」と叫んでいる。

で、数日前から、朝の通勤電車と深夜の通勤電車で聞き始めた(べんべん)。ところどころよくわからなかったり、ついていけないところもあるが、確かに面白い。マツモトキヨシ創始者が亡くなっていることとか、ヒグマとツキノワグマのどちらが偉いとか、いろいろ勉強にもなるし、「ブルースウィルスに似ているおやじが、高橋レーシングチームのしかけた爆薬の間を走り、その後ろをフェアレディZが疾走する」というような想像力を刺激する部分もある。録音にはCMも曲も入っていないから、言ってみればカルピスの原液を飲んでいるような部分もあり、単に「ラジオを聞く」というよりは一種格闘技の世界にはいっているかのようだ。

あー、しかし、こんなの最後まで聞いてしまうんだろうか>自分

*1:自分は基本的に人から勧められたものは受ける。今から6年くらい前にも、熊猫さくらという怪しい人から、勧められた「カードキャプターなんとか」というDVDを全巻見たことがあるし、最近は断っているがトウモロコシなど先物の説明とか、節税対策のレンタルマンションなどの説明なども聞いたことがある。