無保証の責任

リクルートキーマンズネットに、こんな記事がのっていた。

スパコン事業仕分けのときに一部で話題になったが、ソニーPS3ことPlaystation 3は、Linuxをインストールすると超ローコストのスパコンとして使うことができ、米国の軍事関係システムでも利用されていた。

ところが、ソニーは少し前のPS3のアップデートで、PS3をゲーム機以外の用途で使えなくする修正を行ったため、「なんでもともと提供すると言っていた機能を無効にするのだ」と訴えられたわけだ。普通に考えると、Linuxなどゲーム以外での利用について、わざわざ封印しなくてもただ無保証、無対応にすれば良いようなものだが、ソニーに勤める知人にその話をしたところ、そう単純にはいかないらしい(機能を提供するということは、質問の有無や頻度に関係なく責任とそれに伴うコストを必要とするのだろう)。

いずれにしても、保証がなく、保証を期待されてもいないLinuxの利用をやめることにより、責任を問われるというのは皮肉なことだ。