不思議な偶然

録画しておいた6月18日のNHKの番組「世界ふれあい街歩き」を見た。この番組は普段は見ていないが、この日は8月に発表を行うLinuxConの開催地、ボストンの回だから録画しておいたのだ。ボストンは昔、仕事で2年間住んでいたところだから、新聞や雑誌の記事だけでなくテレビ番組表でも見つけると気になるけれど、その前に目にしたのがいつか記憶にない。ボストンは、日本にとってその距離と同じく遠いところだ。

ボストンを取り上げると知ったとき、「またか」と思った。というのも、2008年にFOSDEM '08の発表でベルギーに行ったときにも、同じようなタイミングで弾丸トラベラーに取り上げられていたし、台北の発表のときもそうだった。不思議と発表することになると、その場所の番組や記事を目にするということが続いている。もっとも、それで番組や記事に事前に接することにより何かの災難を免れたとか、思わぬ発見をしたというようなエピソードは一切ない。ただ、純粋に「虫の知らせ」的な予告を感じているだけだ。今回のボストンの番組もそうだった。

このような経験をする度に、誰かが「これは決まっていたんだよ」と、教えてくれているような気がする。もし、本当にそうだとしたらそこにはどんな意味があるのだろうと考える。もし、何かの意志や意味があるとしたら、自分はそこを外れていないかとも気になる。もちろんいくら考えても答えは見つからないわけだけれど。