You can have me anytime

今日は用事ができたので会社を休み一日家にいた。自宅から会社にリモート接続して、定例会議の準備を行い、不在の間の対応を細かくメールで指示をする。外出はできないが、家にいれば良い用事だったので、懸案の論文を進めることができ、一番難しい部分を書き始められた。kumaneko先生に土曜日の夜までには、ドラフトを作ると約束したので(させられたので?)それまでには書かないといけない。ずっと論文を書いていると何だか頭がおかしくなってくるので、疲れたらPhotoshopの説明本を開いて読んだり音楽を聴いたりした。

家にいる間ずっと、Boz Scaggsのベストアルバム、"ボズ・ザ・バラード"を聴いていた。We are all aloneは勿論良いけれども、"You can have me anytime"は完璧な曲だと思った。透明で、聴いていて全く抵抗がない、それでいて深く心にしみ入ってくる。ライナーノーツを見るまで、カルロス・サンタナがこの曲の演奏に参加していたとは知らなかった。

ボズ・ザ・バラードの収録では、"You can have me anytime"という題名が、「トワイライト・ハイウェイ」となっている。また、歌詞は男性の言葉で訳詞がついているが、どうも内容がしっくりこない。この曲は別れの曲であり、"You can have me anytime"は、「私はいつまでもあなたのもの」という意味に解釈するのが自然だと思うが、原詩は多くを語っていなくて訳すことが難しい。

You can have me anytime

Here we are, in a room full of strangers
And on open door
Here we are, away from all danger
But that open door is calling out again
Acting like a friend who wants to know
If you might come away
I wonder what you’ll say
You wonder out again

On wings of the night
Once again you’ll take flight
And I don’t hear your voice anymore
Tonight’s dream will end
But I’ll stay long after then
And you can have me anytime

Here we are
Alone in the shadows of our lonely room
Here we are
We all have those very lonely rooms
Like a faithless child
Frightened of the wild he runs and hides
To keep from being still
We run around until
We lose ourselves again

Tonight’s dream will end
But I’ll stay long after then
And you can have me anytime

Bozを聴いて平和な気持ちになっている時に、「ナーバスになっている」と連絡をしてきたHに聴かせてあげようと思いThunderbirdでファイルを添付してメールした。Thunderbirdは以前はsmtp送信を完了するまではプログレバーを表示していたと思ったけれど、仕様(Thunderbird、あるいはアンチウィルスの)が変わったのか送信は一瞬で完了するようになっていた。そうすると困るのが、送信途中のキャンセルと送信の完了が確認できない。

午後3時くらいになって、会社の様子が気になったので、再びリモート接続してみたら、案の定仕切りが悪い話や、筋の悪い話や、理解できない話がたくさん放り込まれていた。そのうちのいくつかの課題を自宅で作業したけれど、精神状態が汚染されたのが自覚できる。結局そこからはほとんど論文は進められなかった。

UFJ銀行のインターネットバンキングシステムが更新された。フォントが大きくなり、レスポンスが遅くなり、アクセスしにくくなった。また、数時間はダイレクトバンキングの初期化のページが利用できなかった。機能面では大きな違いは見いだせなかった。一ユーザとしては「改悪」だと思う。

そんな一日。